ハザードの特定、リスクアセスメントと管理策の決定(4.3.1項):OHSAS18001の窓

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2008年05月07日

ハザードの特定、リスクアセスメントと管理策の決定(4.3.1項)

OHSAS18001:2007規格の4.3項:計画の「ハザードの特定リスクアセスメント管理策の決定(4.3.1項)」は、以下のような概要です。

これは、規格の要点のみを取り出して記述していますので、詳細の内容は、規格書でご確認下さい。

 組織は、ハザードの継続的な特定と、リスクアセスメント、ならびに必要な管理策を決定するための手順を確立し、実行し、維持すること。

ハザードの明確化とリスクアセスメントに関する手順では、以下を考慮に入れること。

a) 定常と非定常活動

b) (請負者や訪問者も含む)職場に出入りする全ての人々の活動

c) 人間の行動、その可能性と他の人的要素

d) 職場内で組織の管理下にある人々の安全衛生に悪影響を及ぼす職場の外からもたらされる特定されたハザード

e) 組織の管理下にある仕事に関係する活動により職場の付近で生じたハザード

注記1):環境側面のようなハザードが評価されるとより適切であるかも知れない


f) 組織、または、他者により提供される職場にあるインフラストラクチャー、機器、材料

g) 組織、または活動、材料の変更あるいは、計画された変更

h) 一次的な変更、または、操業、プロセス、活動に及ぼす影響を含むOH&Sマネジメントシステムに対する修正

i) リスクアセスメントと必要な管理策の実行に関する全ての適用可能な法的規制(3.12の注記を参照)

j) 人的能力に対する適応性を含む、作業場、プロセス、設備、機械/装置、操作手順、作業組織の設計


ハザードの明確化とリスクアセスメントについての組織の方法論は、以下のように行う。

a) 事後ではなく、確実に予防的に行うようにその適用範囲、性質とタイミングに関して規定されていること。

b) リスク、管理手段の適用の特定、優先順序化、文書化が適切にできるようにすること


変更のマネジメントのため、組織は、組織、OH&Sマネジメントシステム、その活動における変更に関するOH&SハザードとOH&Sリスクの変更を、そのような変更が導入される以前に明確にすること。


組織は、管理策を決定する際にこれらのアセスメントの結果が考慮されることを確実にすること。

管理策を決める、または、既存の管理策の変更を考慮する際に、以下の階層までリスクが低減されているように考慮すること

a) 削減

b) 代替

c) 工学的な管理策

d) 信号/警告/行政上の管理策

e) 人身保護具(PPE)

組織は、ハザードの特定リスクアセスメント管理策の決定文書化し、最新に維持すること。

組織は、OH&Sリスクと決定した管理策がOH&Sマネジメントシステムを構築し、運用し、維持する際に確実に考慮されるようにすること。

注記2):ハザードの特定リスクアセスメント及びリスクコントロールの更なる指針は、OHSAS 18002参照

ハザードは、一般的には、危険源と訳されていますが、ハザードの言葉も一般化しているように思われることから、ここでは、ハザードとしています。

ハザードは、別途、用語の定義で『人の障害、疾病、それらの組合せなどの危害をもたらしうる原因、状況、行為』と定義されています。労働安全衛生に悪影響をもたらすリスクの原因系ということになります。

この4.3.1項の要求事項は、OHSAS18001:2007規格を象徴するような独特の要求内容です。

この要求項では、OHSAS18002:2000の4.3.1項の内容が具体的に織り込まれてきています。

ここでの要求は、a)項からj)項までを考慮した「1.ハザードの継続的な特定」、「2.リスクアセスメント」、「3.必要な管理策を決定する」ための手順を確立・実行・維持することが要求されています。

とくに上記の「1.ハザードの継続的な特定」、「2.リスクアセスメント」に関しては、a)、b)に関わる要件を満たしていることが要求されています。

また組織、OH&Sマネジメントシステム、その活動における変更が発生する場合には、その変更を実行する前に「1.ハザードの継続的な明確化」、「2.リスクアセスメント」を行っておくことが求められています。

また「3.管理策の決定」(または、変更)においては、」、「2.リスクアセスメント」の結果が確実に考慮されることが要求されています。

次に「3.管理策の決定」(または、変更)において、a)~e) の階層までリスクが低減されていることを考慮することが要求されています。

a)の削減が最も理想的なレベル(リスクが無くなる訳ですから)ですが、b)、c)、d)、e)と現実的なレベルになっていきます。受容可能なリスクレベルまでリスクを低減するのに e)の人身保護具(PPE:personal protective equipment)が多く用いられるかも知れません。

この辺りは、OHSAS18002:2000の内容が反映されてきています。

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投稿者 corydoras on 2008年05月07日 22:07

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